離婚の経験5〜去る女を追いかけたくなる男~
男には狩りの本能があるようで、たやすく手に入るモノよりは、得難いモノに価値を見出す生き物のようだ。
また一度手に入れたモノを失いかけると
突然それが惜しくなってしまうのでしょうか。
男とはなんとも身勝手な生き物です(¬_¬)
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ファミレスで突然、彼にブルガリの指輪をもってプロポーズされた私は固まってしまった。
これいくらするんだろう?
本物のダイヤ?
これサイズ合ってるの?
てゆーか、本気なの?( ゚д゚)
嬉しいとゆーより、驚き。
だってリスク回避する彼の性格から、一か八かの勝負なんてしない人だったし。
第一、このブルガリの指輪、以前お店で2人で見たことがあって、推定70万を超えるモノと知っていた私は、彼のその行動の裏に、いかに今回の一件で彼が私を真剣に考えてくれていたのか、実感したのです…
『…え、これ本物?本気なの?』
『もちろん本物だよ、急いでたからサイズとか文字彫りとかは後回しだけど…
受け取ってくれるかな』
…(°_°)
私は素直に
『はい』と応じた。
以前、ブログに書いたのですが、この彼、ルックスが良くていわゆる女に困らないタイプの人でした。幼い頃から周りにチヤホヤされてきた人で、トークも自然で女性慣れ?してるのもあり、街を歩いていても女性からナンパされるような人だった。
多分私とは不釣合いだったと思う。
それが故に、付き合っている時も、私に対して上から目線なところがあり、何かあっても自分から折れることもなく、今回の件も、私が彼のタイミングを待ってくれるとふんぞり返っていたと思われます。
でも、私から一方的に別れを宣告され、ゴミのような目で見られたのは多分彼にとって人生初めての経験だったんでしょうか。
私は『自分は彼に選ばれなかった』と思って自分から別れを伝えましたが、返ってその行動が彼のプライドを傷つけたのか、意思決定に結びつけたのでしょうかね。。。
去る女を追いかけたくなるものでしょうか。
ま、私にもプライドがありますからね。
高く見積もることもないけど、自分を安売りするつもりもないと思ってました。
目に見える確実なモノが欲しいと私が願ったことから、彼は指輪を買ってきて
そこからの彼の行動は速かった ( ゚д゚)
とにかく私に愛想つかされないよう
スピード重視で物事を進めてくれた。
私が逆に彼の行動の速さについていけないほどで。
そのプロポーズが2010年7月
翌月の8月のお盆に私の実家にきてくれて
2010年11月に結納。
結婚式も最速で組んでくれて2011年2月に結婚式。
あまりにも速いスケジュールに、
仕事との両立が難しく、また彼が意外にも結婚式にこだわりが強くあまり私の希望が通らないことから式の準備で衝突することが多かった。
はっきりいって結婚式の準備は苦痛でしかなかった。
結婚式前夜も費用のことで揉めてしまって(つД`)ノ
『もういい、結婚式止めよう!』
なんて、色々と意見が合わなくなることが多かった。
今思えばこれが離婚への序章だったのかも。
ほんとにあの時、結婚やめとけば良かった。
今思えばこの彼と結婚するのは不釣合いなご縁だったのかも。
そして結婚して数日後にあの東日本大震災が起きる。
2011年3月11日
この日は私の誕生日だった。
続く