離婚の経験12〜旦那に離婚を申し出る〜
旦那の携帯から、浮気相手とのLINEトーク履歴を全て取り出し自分のPCアドレスに送った。
送った後は、彼の携帯からも送信履歴を消して、完全に彼にバレないようにした。
マンションの下のカフェルームで気持ちを落ち着けて読み始めた。
LINEの内容は驚愕だった。
どうやら彼らはまだ3ヶ月程度の関係で
不倫というほどの深い関係ではなかった。
しかし、以前も彼らのラインからわかったのは
まだ相手の女性が大学生であること。
身体の関係があるのは事実だった。
しかも彼女はお店関係の人で、知り合った経緯が風俗店だったのがわかった。彼女の名前はMさんという大学2年生で、風俗店でアルバイトをしていてデリヘルで旦那を担当したのがキッカケのようだ。
そこから客とデリヘル嬢という関係ではなくなったのか、頻繁に彼がMさんを自宅に招き入れていた様子。
個人的に連絡先を交換し、プライベートでも会うようになっていた。
私が驚いたのはこの彼らの交わしたLINEの頻度である。
3分おきくらいにやりとりをしていて
とても会社員とは思えない。
毎日連絡を取り合っているのだが、彼らは一日中LINEをしていた。
前にどっかの政治家?不倫した議員にも同じような人がいたような。
平日の14:00-15:00などでも普通に会話していて、私からすると旦那は仕事しているのか怪しむほどである。
ハッキリ言って仕事していないと思われても仕方ないほど頻繁にやり取りをしていた。
旦那が女子大学生と交わしたアホなLINEのやり取りを見て、完全に冷めきった私はこのLINEのトーク履歴をまず彼の母親に見せた。
旦那に事実を確認するよりも先に、周りから固めようと思った。
そしてこのトーク履歴を母親や信頼のおける友人にも共有し、データを拡散させた。旦那に証拠を消されないためである。
その上で、旦那をマンションの下にあるゲストルームに呼んだ。
離婚を申し出る為である。
やっと離婚を彼に伝える時がきた。
この時、すでにただならぬ雰囲気を感じていた旦那は『何事だ?』という感じだった。
『単刀直入にいうとね、離婚してほしいのよ』
『…はぁ?』
『もうね、やっていける自信がなくて。あなたもそうでしょ。子どももいない、まだやり直しがお互いきくうちに別れよう』
彼は荒々しく目の前の机を蹴り倒した。
続く