離婚の経験10〜大阪で会った友人〜
手が震えながらも
旦那と浮気相手のLINEを写真に撮り続けた
LINEのトーク履歴が多すぎて
きりがなかった。
旦那の浮気が確定してからは、同じ寝室に寝るのはやめた。
とゆーか、旦那が別の女性を抱いたベッドで
私はこれまで寝ていたのかと思うと
吐き気がした。
他の女性が私の留守中に入って
この家で過ごしていたと思うと早く出て行きたいと思った。
私の留守中に、他の女性が自分の化粧品やシャンプーを使っていたと思うと、全て捨てたくなった。
何より、旦那を早く捨てたいと思った。
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旦那の浮気が発覚した日以来、私はいかに自分が有利に離婚するかそのシナリオをずっと考えていた。
すぐに旦那に事実確認をするよりも、
警戒される前に先に証拠を集めておいて、
これで離婚できるという確信ができてから行動を起こそうと思った。
ちょうどこの時、転職したばかりで、
翌月から就業開始だったため、1ヶ月丸々休みだった(タイミング良すぎる…)
そのため、考える時間はいくらでもあった。
偶然だったが、この休みを利用して私は前々から
大学時代に過ごした大阪に遊びに行く約束をしていて、久しぶりに学生時代の友人に会いに行った。
そこで、バイト仲間だったJ君と大阪・十三駅近くで飲んでいた時の話。
彼は警察官で、私と同じ時期に結婚していて
お互い夫婦仲の話などで盛り上がった。
『実はなぁ、私の旦那、浮気しててん…
しかも相手がまだ大学生とかでさ、
自宅に招き入れてんのよ、信じられへんやろ』
『自宅はルール違反やな〜』
『てゆーか、私の留守中を狙って女の子入れててさ、その子に化粧品とか勝手に使われててん、ありえへんやろ』
『え〜、そりゃ悲惨やな、なんでわかったん?』
そういって、旦那と浮気相手のLINEをJ君に見せた。
『こりゃ黒やな。旦那いくつなん?かなりやんちゃな旦那やな…(・_・;』
J君も呆れとった。
『もう離婚しようと思うんやけど、証拠を集めなあかんくてさ、この写真だけじゃ不十分な気がしてさ、相手の両親も自分の両親も納得させなあかんし』
…なんて相談をしていたら
J君が。
『俺の奥さん、探偵事務所で働いてるで、
しかも浮気調査専門。今からここに呼んで聞いてみよか?』
…∑(゚Д゚)
マジ‼︎
そんな奥さんやったん!
めっちゃナイスタイミングやん( ̄Д ̄)ノ!
浮気調査専門の探偵事務所の人なんて!
今1番私が会いたい人種やん!!(´⊙ω⊙`)
…それで、J君の奥さんがすぐ来てくれることになった。
ここで、私はその奥さんから有益な情報を得ることになる。
今思うと、私の離婚は誰かにまるで導かれているようだった。
浮気がわかる前に
転職に成功していたこと
次の仕事開始まで1ヶ月休みがあったこと
大阪でそういう人に出会えたこと
全部が偶然だったけど、今となれば全てが離婚に繋がっていった。
まるで誰かに、
離婚するよう後押しをされているようだった。
続く