婚約者が死んでしまった男性2
待ち合わせは仕事帰りの19:00
新橋のオシャレなバーが待ち合わせ場所だった。案内されたのは窓際の角の席。
対面ではなく、横並びのカウンター席だった
薄暗い店内
金曜の夜にもかかわらずそんなに混んでないお店だった
相手の男性はすでに着席して待っていてくれて
その後ろ姿に期待したものの…
『お待たせしました、すみません。遅れてしまって…』
と、
彼が振り返ると…
ま、こんな感じだよね。。。
うん、40だもんね…
ちょっとこのイラストほどではないけど
髪が…薄い。。。。
あと10年もすれば全てなくなるのでは?
と心配になるほどに。
『あ、いえ、ぼくも今来たところなので…』
第一印象は
・髪が薄い
・気が弱そう
・the 40代、独身って感じ
『今日はよろしくお願いします〜』
と、そそくさと席に着き
お決まりのウーロン茶を注文
『…飲まないんですか…?』
『私、お酒飲まないんですよ〜』
『じゃ僕もノンアルコールで…』
相手に気を使っているのかもしれないけど、
こういう時、メニュー決めるのも、女性任せにする人ってなんか私的にはあんまり…なんだよなぁ
みんなはどう?
『僕はなんでも食べれるので…』
『〇〇さんの好きなもの頼んでください』
『どちらでも大丈夫です…』
的な。
とにかく弱々しく決断力のない男性に見えた。