人生の転機は2つある
短い間でしたが、以前、付き合っていた彼から教えてもらった話です。
今でも私の心に残っているのでブログに残しておこうと思います。
彼は循環器病院を開業しているお医者様で、実年齢-10歳くらいのプロポーションを保ち、健康面に関して徹底した管理をされている人でした。
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『・・・・・・人生にはさ、転機が2回あると思ってるの。一つはさ、20歳、もうひとつは60歳なんだよ。
中学・高校で勉強をしてこなかった奴は必ずそのしっぺ返しが20からやってくる。いわゆる負け組の人生ってこと。20歳から60歳まではそれなりの人生なんだよ。20からは巻き返せないんだよ。つまり【努力の転機】ってことになる。
でも20までに勉強した人間は必ずといっていいほど、それなりにいい人生を歩むんだよ。人よりもいい企業に就職し、人よりもいい生活が待っている。社会的地位、結婚、経済的安定、いわゆる勝ち組の人生。一般的に良しとされる人生だよ。
もちろん、この勝ち組と負け組の人生の境界線っていうのが少しはあるけど、たいていの人は勝ち組か負け組のどちらかに所属する。もちろん中には、20代、30代、40代で人生大逆転のようにこの境界線を越えて変わる人もいるさ、まぁそれは一般的に世に溢れているサクセスストーリーなんだよね。しかしそういう人たちはほんの一握り。
学生時代、頑張れない奴は社会に出ても頑張れないんだよ。だから20までが勝負なんだよ。
でね、60歳にも転機があって。それが【健康の転機】なんだよ。
20代から50代までどれだけ仕事で頑張ったとしても、適当に健康管理をしていると、そのしっぺ返しが必ず60歳でやってくる。
病気を患って私の前に座っている患者さんをみて、俺はいつも思う。
せっかく学生時代に努力していい生活を送っていても、健康面をおろそかにしていたら、60になった時に必ずといっていいほど身体のどこかに疾患を患うんだよ。
もったいないなぁ〜と思う。
大企業にお勤めの順風満帆な人生を送ってこられた60歳の患者さん【糖尿病】
生活保護を受けていて、さらに家族がいない介護が必要な60歳の患者さん【糖尿病】
2人とも同じ病気を患っていているのに、送ってきた人生が全然違うんだよね。
つまり何が言いたいかって、努力してきた人間でも健康面を適当にしていると、結局は終着駅が一緒なんだよね。60歳からずっと健康面で悩まされてつらい思いをするんだよ。
60歳から死ぬまでって、結構長くて辛いよ。・・・・・・・』
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これは男性の人生に限っての話なんだそう。
女性は、結婚や妊娠や介護などに左右されて、必ずしも学生時代の努力だけで人生がばら色になるとは言えないらしい。
女性の人生は奥深いんだとか。
健康面ですね、本当にあなどれない。
私は34歳の健康診断で初めてD判定(精密検査)となり、唖然とした経験があります。
それから結婚、妊娠となり、定期的に行う妊婦検診で自分の身体と向き合うようになったので、今ではずいぶん健康面は改善されました。
もしあのまま、妊娠もせず、働き続けていたら40代で深刻な病気を患っていたかもしれません。
せっかく努力して勉強して、仕事で成功しても、身体に疾患を抱えては老後は病院通いで人生何も楽しくなかったかもしれません。
余談ですが、以前、私がお世話になったお客様でカネボウ化粧品でバリバリ働いていたキャリアウーマンの方がいらっしゃいました。その当時、55歳くらいでしょうか。
英語を勉強しながら、定期的に海外へ旅行し、やりたいことをして人生を謳歌していらっしゃいました。ご主人様と一人息子がいて、湘南の一等地のマンションに住み、28歳の私からしたら彼女の生き方は目標そのものでした。
私はそのお客様から『若いうちに苦労しなさい、一生懸命働きなさい、そしたら楽しい人生が老後に待っているから・・・』と教えていただきました。
しかし、数年後、Facebookにて彼女が白血病となり自宅療養をしていることを聞きました。知人の話だと、突然体調が悪くなり病院通いになっているとのこと。
仕事も定年を待たずにしてご退職され、今は自由に行きたいところにも行けないほど、体調を崩されていました。
あんなに楽しそうに日々を送っていた人が、定年間近でそういった状態になるとは想像もできなかったことでしょう。やはり若いころに好きなように食事をして仕事をして、遊んで自身の健康を顧みなかったしっぺ返しでしょうか。
若いうちはあまり危機感がない健康面ですが、
健康状態はあるとき、ストッと悪くなります。
じわじわと自分の身体をむしばんでいて、気づいたときにはもう遅かった・・・となることの方が多いようです。
そうならないように、適度な運動、適切な食事、適度なストレス発散が必要ですね。
楽しい老後が送れるように今のうちから健康管理はしっかり行うべきだと思います。